介護施設が使える補助金2026年版
ICT導入・処遇改善・設備導入を解説

この記事のポイント
本記事では2026年最新の介護施設向け補助金を、公式公表資料に基づく金額・補助率付きで解説します。介護・福祉業は人手不足が最も深刻な業種のひとつであり、国は設備導入から人材育成まで手厚い支援制度を整備しています。介護テクノロジー導入支援事業(介護ロボット・ICT・都道府県実施)・中小企業省力化投資補助金・デジタル化・AI導入補助金(旧IT導入補助金)に加え、処遇改善加算(令和8年6月拡充)や賃上げ補助金を組み合わせることで、設備投資と人材確保の両面で負担を軽減できます。

介護・福祉業向け補助金の全体像

日本の介護・福祉業は少子高齢化の進展とともに需要が急拡大している一方、慢性的な人手不足と低い賃金水準が課題となっています。厚生労働省・経済産業省・各都道府県は、介護施設・訪問介護事業所・障害福祉サービス事業所などが設備投資や職場環境改善に取り組みやすくするため、多様な補助金・助成金・加算制度を用意しています。

介護・福祉業が活用できる支援制度は大きく4つのカテゴリに分けられます。①介護ロボット・ICTの導入支援(介護テクノロジー導入支援事業・都道府県実施)、②汎用設備の省力化・デジタル化支援(省力化投資補助金・デジタル化・AI導入補助金)、③処遇改善支援(処遇改善加算・賃上げ補助金)、④人材確保・雇用関連の助成金(厚労省)です。特に介護ロボットとICTシステムは、介護業種に特化した補助スキームが存在する点が他業種と大きく異なります。

制度名補助上限額補助率主な用途
介護テクノロジー導入支援事業(都道府県・基金)介護ロボット:100万円/台(移乗・入浴支援)・30万円/台(その他)/ICT:100万〜250万円(職員数による)/パッケージ型:400〜1,000万円要件充足で3/4を下限(それ以外1/2を下限)介護ロボット・見守り機器・介護記録ソフト等
中小企業省力化投資補助金カタログ注文型:200万〜1,000万円(賃上げ達成で最大1,500万円)/一般型:最大1億円1/2以下配膳ロボット・清掃ロボット等の省力化製品
デジタル化・AI導入補助金(旧IT導入補助金)通常枠:最大450万円1/2以内(要件充足で2/3以内)勤怠・シフト・請求管理システム
介護職員等処遇改善加算(令和8年6月拡充)報酬への加算(例:訪問介護 最大28.7%)加算率をサービス毎に設定介護従事者の賃金引き上げ
介護分野の職員の賃上げ・職場環境改善事業(令和7年度)介護職員 最大月額1.9万円相当×6か月分交付率を総報酬に乗じて補助賃上げ+生産性向上の取組
人材確保等支援助成金(雇用管理制度・雇用環境整備助成コース)業務負担軽減機器等:上限150万円/雇用管理制度:複数導入で上限80万円機器等は経費の1/2(賃金要件充足で増額)介護機器等の導入・定着率向上
キャリアアップ助成金(正社員化コース)1人あたり80万円(中小・重点支援対象者)定額非正規→正規転換

※補助額・補助率は公募回・都道府県によって異なります。必ず最新の公募要領をご確認ください。

介護テクノロジー導入支援事業(介護ロボット・ICT)

従来の「介護ロボット導入支援事業」「ICT導入支援事業」は統合・再編され、現行は「介護テクノロジー導入支援事業」(地域医療介護総合確保基金〔介護従事者確保分〕)として実施されています。職場環境の改善等に取り組む介護事業者が介護ロボット・ICT等のテクノロジーを導入する際の経費を補助する制度で、実施主体は都道府県です。補助額・要件・公募時期は都道府県により異なるため、必ず事業所所在地の都道府県窓口で最新情報を確認してください。

国の基金メニュー上の補助基準(令和7年度)

区分補助上限額(国の基準)
介護ロボット(移乗支援・入浴支援)上限100万円/台(必要台数)
介護ロボット(上記以外)上限30万円/台(必要台数)
ICT(介護ソフト・タブレット・インカム・クラウドサービス等)職員数1〜10人:100万円/11〜20人:150万円/21〜30人:200万円/31人以上:250万円
パッケージ型導入(見守り機器等の複数テクノロジー連動)上限400〜1,000万円

補助対象となる介護テクノロジーの分野

補助対象は、経済産業省・厚生労働省が定める重点分野に該当する機器等です。この重点分野は令和6年6月の改訂で名称が「ロボット技術の介護利用における重点分野」から「介護テクノロジー利用の重点分野」に変わり、新たに3分野が追加されて合計9分野16項目になりました(2025年4月から改訂後の重点分野で運用)。移乗支援・移動支援・排泄支援・見守り・コミュニケーション・入浴支援・介護業務支援などに加え、新しい分野が位置づけられています。最新の分野・定義は厚生労働省の公表資料で確認してください。

中小企業省力化投資補助金

中小企業省力化投資補助金(事務局:中小企業基盤整備機構)は、人手不足に悩む中小企業等の省力化投資を支援する制度で、カタログに登録された汎用製品から選んで導入する「カタログ注文型」と、個別の現場に合わせた設備導入・システム構築等を支援する「一般型」(補助上限最大1億円・公募回制)の2類型があります。介護テクノロジー導入支援事業(都道府県)と異なり全国一律の制度で、施設運営の汎用的な省力化機器に活用しやすいのが特徴です。

介護・福祉の施設運営で活用できる省力化製品(カタログ掲載カテゴリの例)

カタログ注文型の製品カタログには、施設運営の現場で使える以下のようなカテゴリが登録されています(公式製品カタログページで掲載を確認済み。2026年7月時点)。

最新の対象製品・カテゴリは公式サイトの製品カタログで確認してください。

従業員規模(カタログ注文型)補助上限額補助率
5名以下200万円(賃上げ要件達成で300万円)1/2以下
6〜20名500万円(同750万円)
21名以上1,000万円(同1,500万円)

※2026年3月19日の制度改定後の値です。介護テクノロジー導入支援事業と同一の機器・経費への重複受給はできませんが、異なる機器・経費に対して使い分けることは可能です。

公式の補助率・上限に基づく試算(モデルケース)

カタログに登録された配膳ロボット等の省力化製品を対象経費600万円で導入した場合:補助率1/2以下で最大300万円が補助対象となります(従業員数に応じた補助上限200万〜1,000万円の範囲内)。
※公式公表の補助率・上限額から機械的に算出した試算であり、特定の事業者の受給実績ではありません。

デジタル化・AI導入補助金(旧IT導入補助金)

デジタル化・AI導入補助金(2026年度からIT導入補助金より名称変更)は、介護・福祉業のバックオフィス業務や情報管理のデジタル化に適しています。介護テクノロジー導入支援事業が介護業務直結の機器・ソフトをカバーするのに対し、本補助金は「人事・勤怠・給与・請求管理」などの経営管理系ツールに活用しやすい制度です(対象ツールはIT導入支援事業者が登録したツールから選定します)。

介護・福祉業で活用が考えられるITツールの例

申請枠補助上限額補助率
通常枠5万〜150万円未満(1プロセス以上)/150万〜450万円以下(4プロセス以上)1/2以内(賃上げ等の要件充足で2/3以内)
インボイス枠(インボイス対応類型)ソフトウェア〜350万円50万円以下の部分3/4以内(小規模事業者4/5以内)・50万円超の部分2/3以内
セキュリティ対策推進枠5万〜150万円1/2以内(小規模事業者2/3以内)

デジタル化・AI導入補助金は、IT導入支援事業者(登録事業者)を通じて申請します。なお、公募要領の「中小企業等の定義」には医療法人・社会福祉法人(常時使用する従業員300人以下)や特定非営利活動法人も含まれており、従業員規模等の要件を満たせば申請できます。

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処遇改善加算・賃上げ補助金

介護・福祉業に特有の支援制度として「処遇改善加算」があります。これは補助金とは異なり、介護報酬(国からの報酬単価)に上乗せされる形で職員の賃金引き上げを支援する仕組みです。2024年(令和6年)6月に複数の加算が「介護職員等処遇改善加算」として一本化され、さらに令和8年6月から拡充されました。①対象が介護職員のみから介護従事者に拡大、②生産性向上や協働化に取り組む事業者向けに加算Ⅰ・Ⅱに「イ/ロ」の上乗せ区分を新設、③これまで対象外だった訪問看護・訪問リハビリテーション・居宅介護支援等にも加算を新設(1.5〜2.1%)という3つの変更です。

介護職員等処遇改善加算(令和8年6月拡充後)

サービス区分(例)ⅠイⅠロⅡイⅡロ
訪問介護27.0%28.7%24.9%26.6%20.7%17.0%
通所介護11.1%12.0%10.9%11.8%9.9%8.3%
介護老人福祉施設・短期入所生活介護等16.3%17.6%15.9%17.2%13.6%11.3%

処遇改善加算は要件を満たして届け出れば報酬に上乗せされる制度であり、未申請のまま損をしている事業所が少なくありません。厚生労働省は専門の社会保険労務士による無料の「処遇改善加算個別相談支援」(kaigo-shogukaizen.mhlw.go.jp)と専用コールセンターを設けています。まず現在の加算区分と上位区分の不足要件を確認することをお勧めします。

介護分野の職員の賃上げ・職場環境改善事業(令和7年度)

処遇改善加算とは別に、賃上げを支援する補助金として「介護分野の職員の賃上げ・職場環境改善事業」が実施されています(処遇改善加算対象サービス向け・令和7年度)。介護職員は最大月額1.9万円相当、介護職員以外も月額1.0万円相当を、いずれも6か月分補助します(常勤換算の職員一人当たり。交付率を総報酬に乗じて算定)。生産性向上等に係る取組(訪問・通所サービス等はケアプランデータ連携システムへの加入、施設サービス等は生産性向上推進体制加算の取得)を1つ行い、補助金額に相当する職員の賃金改善と実績報告を行うことが要件です。申請先は都道府県(指定権者が市区町村でも申請先は都道府県)です。

人材確保・雇用関連の助成金

介護・福祉業では人材確保が経営の最重要課題のひとつです。以下の雇用関係助成金は支給要件を満たせば受給できる制度であり、採用・育成・定着促進に広く活用されています(窓口:都道府県労働局・ハローワーク)。

キャリアアップ助成金(正社員化コース)

パート・契約社員として働く介護職員を正規雇用に転換した場合に受給できる助成金です(令和8年度)。介護業界はパートタイムや契約職員が多く、正社員化による定着率向上は採用コスト削減にも直結します。

人材開発支援助成金(介護・福祉人材の育成)

介護職員初任者研修・実務者研修など、職員の訓練費用と訓練期間中の賃金の一部が助成される制度です(令和8年度)。介護業界は有期契約職員が多いため、有期契約労働者等への高い経費助成率が訴求点です。

特定求職者雇用開発助成金(特定就職困難者コース)

高年齢者(60歳以上)・障害者・母子家庭の母などをハローワーク等の紹介で雇い入れた場合に受給できる助成金です。中小企業の場合、高年齢者・母子家庭の母等は60万円(助成対象期間1年)、身体・知的障害者は120万円(2年)、重度障害者等は240万円(3年)が支給されます。このほか、未経験者の雇入れ・訓練・賃上げを支援する「成長分野等人材確保・育成コース」も設けられています(詳細は公式サイトを確認)。

人材確保等支援助成金(雇用管理制度・雇用環境整備助成コース)

職員の定着率向上(離職率の低下)に取り組む事業主を支援する助成金です。かつての「介護福祉機器助成コース」は令和6年3月31日で廃止され、現行は「雇用管理制度・雇用環境整備助成コース」に再編されています。①雇用管理制度の導入(賃金規定制度・諸手当等制度・人事評価制度=各40万円、職場活性化制度・健康づくり制度=各20万円、複数導入時の上限80万円。賃金要件充足で増額)、②業務負担軽減機器等の導入(対象経費の1/2・上限150万円。賃金要件充足で増額)が対象で、②は介護機器等による負担軽減にも活用できます。雇用管理制度等整備計画を作成して労働局の認定を受け、離職率の低下目標を達成することが要件です。

働き方改革推進支援助成金(労働時間短縮・年休促進支援コース)

労働時間の削減や年次有給休暇の取得促進に向けた環境整備(労務管理機器・省力化設備の導入、外部専門家によるコンサルティング等)に取り組む中小企業事業主を支援します(令和8年度)。成果目標に応じ上限25万〜150万円、補助率3/4(常時使用労働者30人以下で機器等導入・所要額30万円超の場合は4/5)。交付申請期限は令和8年11月30日、窓口は都道府県労働局です。※業種別課題対応コースの「病院等」の対象は医師が勤務する病院・診療所・介護老人保健施設・介護医療院に限られるため、特養・訪問介護・通所介護等の一般の介護事業所は本コース(労働時間短縮・年休促進支援コース)が該当します。

補助金活用の流れ(ステップ)

  1. 現状の課題と導入したい設備・システムを整理する 「夜間巡回の負担を減らしたい」「介護記録の手書きをなくしたい」「職員の定着率を上げたい」など、具体的な課題を明確にします。課題に合った補助金が決まります。
  2. GビズIDプライムを取得する 経産省系の補助金(デジタル化・AI導入補助金・省力化投資補助金等)の電子申請にはGビズIDプライムが必要です。オンライン申請(マイナンバーカード利用)なら速やかに発行されますが、書類申請は審査に最大1か月かかるため、早めに手続きしましょう。
  3. 都道府県の窓口に相談する 介護テクノロジー導入支援事業は都道府県が実施主体で、賃上げ・職場環境改善事業の申請先も都道府県です。まず事業所所在地の都道府県の福祉・介護担当部局に問い合わせ、公募スケジュール・補助額・要件を確認しましょう。
  4. 処遇改善加算の現在取得状況を確認する 処遇改善加算は申請のハードルが比較的低く、取得するほど収入が増える制度です。まず現在取得している区分と、上位区分取得に必要な未達要件を洗い出します。社会保険労務士・都道府県の介護担当窓口への相談が近道です。
  5. 補助金の公募期間中に申請する 各補助金の申請ポータル・都道府県窓口から必要書類を揃えて申請します。都道府県実施の事業は公募期間が限られている場合があるため、公告を見逃さないよう注意が必要です。補助金ナビで最新情報を確認してください。
  6. 採択・交付決定後に機器・システムを発注・導入する 交付決定通知が届く前に機器を購入・契約してはいけません。通知後に発注・支払い・設置・導入を行います。
  7. 実績報告・補助金の受領 事業完了後に実績報告書と証拠書類(納品書・領収書・導入前後の写真等)を提出します。審査通過後に補助金が振り込まれます。

介護・福祉事業者が申請前に確認すべきポイント

介護・福祉業での補助金申請には、他業種と異なる固有の注意点があります。特に厚労省系と経産省系の補助金を組み合わせる場合は、対象経費の重複チェックが重要です。

都道府県実施(基金) vs 全国一律(経産省系)の補助金を使い分けるポイント

介護テクノロジー導入支援事業(都道府県・基金):介護業種専用。介護ロボット・見守り機器・介護記録ソフト等に特化。実施主体は都道府県で、補助額・要件・公募時期は都道府県により異なる。予算・公募期間に限りがある。

省力化投資補助金・デジタル化・AI導入補助金(経産省系):業種横断の全国一律制度。介護専用機器以外の汎用設備(配膳ロボット・清掃ロボット・シフト管理ソフト等)に活用しやすい。GビズIDでオンライン申請できる。

同一の機器・経費への重複受給はできませんが、異なる機器・システムに対してそれぞれ申請することは可能です。予算総額と対象経費を整理した上で、各経費にどの制度を使うかを割り当てましょう。

法人格別の申請可否

介護・福祉事業者は社会福祉法人・NPO法人・医療法人・株式会社・合同会社など多様な法人格があります。デジタル化・AI導入補助金(旧IT導入補助金)の公募要領では、「中小企業等の定義」に医療法人・社会福祉法人(常時使用する従業員300人以下)・特定非営利活動法人・一般社団法人等が明記されており、従業員規模等の要件を満たせば申請対象です(ただしこれらの組織形態は小規模事業者向けの補助率優遇の対象外)。その他の補助金は制度ごとに対象となる法人格・要件が異なるため、申請前に必ず各制度の公募要領で自法人の形態が対象に含まれるか確認してください。介護テクノロジー導入支援事業は、職場環境の改善等に取り組む介護事業者(介護施設等)が対象です(詳細は都道府県の実施要領を確認)。

よくある質問(FAQ)

社会福祉法人でも経産省の補助金(デジタル化・AI導入補助金等)を申請できますか?
はい、申請できます。デジタル化・AI導入補助金(旧IT導入補助金)の公募要領の「中小企業等の定義」には、医療法人・社会福祉法人(常時使用する従業員300人以下)や特定非営利活動法人が明記されており、要件を満たせば申請対象です(ただしこれらの組織形態は小規模事業者向けの補助率優遇の対象外です)。省力化投資補助金など他の補助金は制度ごとに対象者要件が異なるため、最新の公募要領で申請者要件を必ず確認してください。
介護ロボットの補助金はどこに申請すればいいですか?
介護ロボット・ICTの導入を支援する「介護テクノロジー導入支援事業」(地域医療介護総合確保基金)は、都道府県が実施主体です。事業所の所在地を管轄する都道府県の福祉・介護担当部局(介護保険・高齢者福祉担当課)に問い合わせるのが最初のステップです。公募時期・補助額・要件は都道府県により異なるため、スケジュールを早めに確認してください。
処遇改善加算と補助金は同時に活用できますか?
はい、処遇改善加算と設備系の補助金は別の制度であり、同時に活用できます。処遇改善加算は介護報酬の上乗せ(収入増)として職員賃金に充てる制度、補助金は設備投資・IT導入などの費用補助です。両者の目的・対象が異なるため重複には当たりません。さらに令和7年度は「介護分野の職員の賃上げ・職場環境改善事業」(介護職員最大月額1.9万円相当×6か月分)も実施されており、賃金改善と設備導入を並行して進めることで、採用力と業務効率の向上を同時に実現できます。
訪問介護事業所(小規模)でも補助金を受けられますか?
はい、規模に関わらず申請できる制度が多くあります。介護テクノロジー導入支援事業のICT導入は職員数1〜10人の事業所でも国の基準で上限100万円が設定されています(実施は都道府県による)。キャリアアップ助成金・人材開発支援助成金は雇用保険適用事業所であれば小規模でも申請可能です。省力化投資補助金(カタログ注文型)は従業員5名以下の事業所でも上限200万円(賃上げ要件達成で300万円・補助率1/2以下)の補助が受けられます。
介護ロボットを導入したが期待した効果が出なかった場合、補助金は返還しますか?
補助金の交付条件を満たして正当に申請・受領した場合は、導入効果の有無に関わらず返還義務は発生しません。ただし、申請時に申告した「導入目的・使用方法」と大きく異なる使い方をした場合や、財産処分制限期間中に機器を無断で廃棄・売却した場合は、補助金の一部返還を求められる可能性があります。処分制限期間は補助金や財産の種類によって異なるため、各制度の交付規程・実施要領で確認してください。なお、介護テクノロジー導入支援事業では導入後の効果報告が要件となっています。
キャリアアップ助成金の正社員化コースで注意すべきことはありますか?
転換を実施する前に「キャリアアップ計画」を作成して労働局に提出しておくことが必要です(事後提出は認められません)。また、転換後の賃金を3%以上増額することと、転換後6か月の継続雇用が要件です。支給申請は転換後6か月分の賃金を支払った日の翌日から2か月以内に行う後払い方式のため、転換から受給まで半年以上かかることも覚えておきましょう。
補助金申請を無料でサポートしてくれる機関はありますか?
介護・福祉事業者向けの無料相談窓口として、①都道府県の福祉・介護担当部局(介護テクノロジー導入支援事業・賃上げ補助金)、②よろず支援拠点(経産省系補助金・経営全般)、③都道府県労働局・ハローワーク(雇用関係助成金)が利用できます。処遇改善加算については、厚生労働省が専門の社会保険労務士による無料の「処遇改善加算個別相談支援」(kaigo-shogukaizen.mhlw.go.jp)と専用コールセンターを設けています。

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※本記事の情報は2026年7月時点のものです。補助金の内容・要件は変更される場合があります。申請前に必ず公式ポータルおよび都道府県窓口の最新情報をご確認ください。